インドネシアのバリ島の沖合で、日本人女性7人がダイビング中に流された事故で、

現地の警察は、ダイビングを終えて浮上した7人を見つけられなかった

業務上の過失致死などの疑いが強まったとして、7人を乗せていたボートのインドネシア人の船長を逮捕しました。


バリ島の南東にあるレンボンガン島近くで今月14日、日本人女性7人がダイビング中に流され、
行方が分からなくなった事故は、これまでに5人が救助されたものの、1人が遺体で見つかり、
インストラクターの高橋祥子さん(35)が今も見つかっていません。

警察は、20日、船長の身柄を拘束し、取り調べていましたが、
ダイビングを終えて浮上した7人を見つけられなかった業務上の過失致死などの疑いが強まったとして、
7人を乗せていたボートの船長、アグスティヌス・ブラタ・クスマ容疑者(30)を逮捕しました。
船 長は、これまでの警察の調べに対し
「7人がもぐった後、急に天候が悪くなり、7人を見失った」と説明していますが、
5人の生存者はいずれも「予定よりも短 いおよそ30分で海面に浮上し、当時、
天候はそんなに悪くなかった」と警察に証言していて、
警察では船長からさらに事情を聞いて事故当時の状況を明らかに したいとしています。
一方、地元の救難当局による大がかりな捜索が20日で終了しましたが、
現地の日本人ダイビング業者らは、21日も4隻のボートを出して、
残る1人の高橋さんの捜索を懸命に続けています。
ただダイビング業者が集まっての捜索も21日で最後になるということです。
取りまとめ役をしている松井弘美さん(46)は、
「参加している仲間の中には、海に向かって大声で呼びかけをしている人もいる。
本当に連れて帰ってあげたい」と話し、仲間とともに捜索に向かっていました。

ちゃんと捜査してほしいですね~